在籍企業を辞めるタイミング
在籍している企業を辞めるタイミングはいつがいいのでしょうか。
教員採用内定から勤務日までの期間
公立の教員採用試験の場合、およそ9月末~10月頭に結果が発表されますが、実際に働き始めるのは翌年の4月からになります。10月に内定をもらって会社を辞めた場合、4月までは収入が無くなってしまいます。
雇用保険(失業給付金)をもらう
会社を辞めても雇用保険で収入が得られると考えると思います。しかし、辞めるタイミングによっては失業給付金を受給できない場合があります。
<①内定後に会社を辞めた場合>
内定がある状態では失業給付金の申請ができないようです。よって失業給付金は受給できません。収入が無くなると困る方は、在籍企業で3月まで働き続ける方がいいかもしれません。ただ、内定後には学校生活への準備もしたいですし、悩みどころですね。
<②内定前に会社を辞めた場合>
採用試験の結果が出る前に会社を辞めた場合は、失業給付金の申請ができます。ただし、申請の日に内定が出ていない状態である必要があります。申請には「離職票」が必要になり、退職日から1週間後くらいに送付されるため、退職日を試験結果発表日直前にすると、申請が内定後になる可能性があります。9月末に結果発表があるなら、退職日は8月末くらいにした方がいいでしょう。
会社を辞めるなら、内定がある状態で辞めたいですが、失業給付金を受給するならば、内定前に辞める必要があります。転職の決意が固いならば辞めてもいいと思いますが、特別免許状前提の採用試験はいかんせん未知ですので、非常に悩ましいです。
雇用保険(失業給付金)をもらう上での注意点
・受給期間は最低90日、10年在籍なら120日
・内定後も就職活動を継続しなければならない
→失業給付金受給には4週間毎に2回以上の就職活動が必要です。
内定後も受給を継続するには、よりよい就職先を探す活動が必要です。
詳しくは調べてください。
会社を辞めてから教員採用試験を受ける場合の注意点
一部の自治体(愛知県等)では、「出願時点で企業に在籍していること」が応募条件になっている場合がありますので、まずは要項を確認ください。