企業在籍中の教員採用試験受験
・企業在籍中の教員採用試験受験
教員採用試験は4月頃に要項が発表されて、6~8月頃に受験、9月末~10月頭に結果発表(内定)となります。実際に働き始めるのは翌年4月からになりますので、民間企業在籍中なら結果を待ってから退職等の手続を進めたいところです。企業在籍中に気を付けなければならない点について記載します。
・在籍証明書が必要な場合がある
特別免許状前提の受験の場合、出願時に在籍証明書が必要な場合があります。自治体によっては合格後に提出の場合もあります。
在籍証明書は、名前の通りで、会社に在籍していることや在籍期間を記入したものです。人事や総務で発行してもらえます。在籍証明書はフォーマットが決まっていないので、自分でフォーマットを作成するか、受験要項に例が記載されているので、それを使用します。
会社に発行をお願いする場合、理由を言う必要があるかもしれません。在籍証明書は転職後に転職先から求められる書類であるため、「発行依頼=転職」と受け取られる可能性があります。ネットで調べると、在籍証明書は保育園の申請や住宅ローンの審査で必要な場合があるようです。自分の場合は住宅ローンの審査のためということで発行をお願いしました。ただ、実際調べてみると、住宅ローンの審査で必要な銀行はほぼ無いようです。
また、受験要項に記載の例は、受験科目を書くフォーマットになっていたりするので、教員採用試験用であることが分かってしまいます。要項でフォーマットが用意されている場合でも、自分で作成したフォーマットで送付しても問題ありませんでした。概ね、在籍期間、仕事内容、休職期間等が分かればいいようです。
・試験勉強の時間が取れない
できるだけ採用の可能性を増やすため、多くの自治体を受験したいと考えると思います。教員採用試験自体はどこの自治体でも大体同じ時期に行われるため、受けられても2~3自治体になるかと思います。
試験内容は自治体によって異なるため、1次試験で教職のみの場合もあれば、1次試験が面接のみという場合もあります。仕事をしながらでは勉強時間が取りにくいため、できるだけ同じ内容の試験で受験できる自治体を選ぶといいと思います。特に、高校の教科専門の筆記試験はできて当たり前のようなので、教科専門が試験にある場合は相当勉強しなおさないと難しいかもしれません。
・試験日程は土日
試験は基本土日に行われます。場所によっては前泊の必要がある場合もありますが、会社を頻繁に休む必要はなさそうです。